女性ホルモン
胎児期の女性生殖器の形成においても女性ホルモンの役割は大きいです。母体と胎盤から生産された多量の女性ホルモンの刺激により、卵管、子宮、膣の上3分の1が形成されるだけでなく、大陰唇、小陰唇、陰核、膣の下3分2も形成されます。生後、女性は卵巣から産生される女性ホルモンの影響を受けるようになります。生後しばらくは、卵巣はその働きを休止しており、卵巣がその働きを開始すると初経をきたします。以後、閉経を迎えるまでの約40年間、卵巣から産生される女性ホルモンの影響を受けます。子宮の発育は女性ホルモンに影響されます。正常であれば、女性ホルモンにより子宮の体部は鶏卵大ほどに大きさとなり、その大きさが維持されます。閉経後、卵巣から女性ホルモンが産生されなくなると子宮は小さくなります。
女性ホルモンは胎児期には生殖器の分化に関連し、生後は、卵巣から産生されて、子宮の発育や子宮の機能を支配しています。不妊治療に踏み切る原因の1つとして、子宮発育不全というものがあります。
