初診の流れ

東洋医学では西洋医学診療とは異なった点があります。基本は「望診」「問診」「聞診」「切診」です。

始めての方

診察の手順など
東洋医学の診察を受ける場合、西洋医学診療手順と一部違う点がありますので、ここでは一般的な診察手順と、受診される際に注意していただきたいことを説明いたします。
初診時の流れ
はじめに、初診の際の手順について簡単に説明します。
(1)事前にお電話で日時のご予約をしていただきます
(2)予約時間までに来院していただき、初診を受けます。
(3)問診表の記入をしていただきます。
(4)診察室に入って、診察を受けます。
(5)東洋医学的な治療方針の全体像などをご説明いたします。
(6)待合ロビーに戻っていただき、次回診察の日時のご予約をしていただきます。
東洋医学による診察―「望、問、聞、切」
東洋医学の診察の基本は、「望、問、聞、切」です。
(1)「望診」(ぼうしん)
患者さんが診察室に入ってこられる瞬間からの立ち居振る舞いに始まり、顔色・目の輝き・舌の色や艶・病気によっては皮膚の状態など、視覚的な情報を中心としたものです。※注意:診察前に舌に着色するものを飲食すると舌の色という大切な情報が得られなくなります。受診される日は色の濃いものなどは控え、舌苔をとることも避けてください。
(2)「問診」(もんしん)
これは西洋医学でも重要です。病気のことは患者さんご自身が一番敏感に感じておられるものですから、自覚される症状をしっかりお聞きするのは重要な診察内容です。しかし全身的な情報をもとにバランスを考えて処方するという東洋医学の特色から、時には一見するとメインの訴えとはまったく違うような体の調子についてもお伺いすることもあります。初診のときはこの部分に特に多くの時間をとることになります。
(3)「聞診」(ぶんしん)
これも患者さんと直接お会いして初めて得られる診察情報です。具体的には声の調子やにおいなど視覚以外の感覚で得られるものです。
(4)「切診」(せっしん)
患者さんに直接触れてえられる情報をさします。脈診や腹診などが中心です。 ※注意:脈は両手の手首の部分で取ります。腹診は臍の周囲からみぞおちあたりまでの範囲を診察します。手首や腹部が出しやすい服装でお越しください。
(5)その他
東洋医学に基づいて診断する場合でも、それまでのご病気の経過や西洋医学的な検査結果なども重要なヒントとなることが少なくありません。お手元にこれまでの検査・治療の経過がわかる資料がございましたらそれもお持ちいただければと思います。
治療の流れ
患者さんの症状に応じ、東洋医学療法(針、灸、SP治療など)から、あなたの症状にあうベストの方法で、治療を行います。(すべて使い捨て鍼使用)
東洋医学治療方法
【1】針治療:置針と通電(パルス)療法
置針はツボを針で刺したままで、刺激することです。日本の針や中国の針がありますが、それぞれ針の長さや太さは多種類あります。通電(パルス)療法は刺入したままの針に低周波の電気を流す方法です。
【2】お艾治療(もぐさ)
鍼との併用などもあります。皮膚に直接置く直接灸と、艾と皮膚との間に生姜や塩、ニンニクなどを敷く隔物灸、または特殊な具を使って 身体を温める温灸などがあります。東洋医学療法の一つです。モグサに火を付けることによる温熱刺激を行い、血管拡張による血流循環促進、転調作用などによる体質改善などの効果があります。鍼と一緒で内臓不調にも効果的です。
【3】吸い玉治療
血液やリンパの流れをよくし、老廃物の排出を促進します。
【4】脊椎調正療法
脊椎は頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙骨、骨盤、構成されています。背骨の正常な動きが失われますと痛みの原因、 体調不良などの症状が出ます。治療はレントゲン(全身・頚椎・腰椎)を診て、歪みと背骨の可動性を検査して、構造的なバランスを整えます。
【5】気功針灸SP療法
手を患部に当て、気功を1時間施した後、患部に針、お灸を30分施術し、最後、吸い玉で老廃物を吸出す療法です。1997年中国リウマチ学会で、SP療法を発表し、リウマチの痛みに対して91%の治癒率で優賞を獲得しました。また、1998年中国医学会で、SP療法を膝痛みの患者に実演したときに、高い治癒率で、「神の技」といわれました。(詳細は日刊ゲンダイ平成14年9月12日号の特集に記載)
【6】米国ハウス医学科学研究所と共同研究で、開発した聴覚、視覚の新しい治療法
耳や目周辺の特殊なツポに針を刺した上、微電流を通して、聴神経や視神経を活性化することで、難聴、耳鳴り、網膜症、緑内障、眼底出血、黄斑変性などの治療が世界に先駆け開発しました。(詳細は東都朝日新聞第620号,平成16年10月18日記事)