卵巣機能不全の症状について

卵巣機能不全の症状については、無月経の場合、稀発月経の場合があります。稀発月経の場合は、病的意義は低いと言えます。

症状

  1.無月経
    35~40歳で無排卵となり、多くの場合は無月経になります。原因によっては、さらに早期に無月経になることもあります。
    無月経になる前の段階として、月経周期が延長した稀発(きはつ)月経の期間があり、この段階ではすでに無排卵になっていることが多く、基礎体温は低温一相性(月経周期に高温期がなく、低温期のまま経過する)となっていることがほとんどです。
  2.稀発月経
    月経周期とは、ある月経の開始日から次の月経の開始日の間隔のことで、25日~38日の周期で、かつ1周期ごとの変動が6日以内の場合が正常周期と定義されています。24日以内の周期の月経を頻発月経、39日以上の月経を稀発月経といいます。変動が大きく、どちらにもあてはまらないものを不整周期月経と呼んでいます。
    ただし、これらはあくまでも名称の定義であって、それぞれの境界、および稀発月経と前項で述べた続発性無月経との境界に決定的な差があるわけではありません。また、周期の異常と排卵の有無とは必ずしも一致せず、稀発月経や不整周期月経であっても、多くの場合は妊娠することが可能です。しかし、正常周期以外の人では無排卵の可能性が比較的高く、逆に正常周期であっても、排卵のない無排卵性周期症(むはいらんせいしゅうきしょう)のこともあります。原因にはさまざまなものが考えられます。性中枢(せいちゅうすう)の周期が通常の28日前後の周期と異なるだけで、排卵もみられて自然に妊娠が成立するという人が多く、このような場合の病的意義は小さいといえます。