卵巣炎、卵管炎
卵巣炎、卵管炎は尿路・消化管の細菌および、淋菌、結核菌などが原因で、卵管や卵巣が炎症を起こしたものです。女性であれば誰でもなりうる病気ですが、とくに出産、流産、人工妊娠中絶、性交などをきっかけに、卵管や卵巣に大腸菌やブドウ球菌、淋菌やクラミジアなどが侵入して炎症を起こします。細菌感染によるものでは、主な細菌は淋菌、化膿菌、結核菌の三種類です。淋菌は膣のほうから上行性に感染し、化膿菌は血液やリンパから、結核菌は子宮内膜結核の場合と同様、主に下行性の感染経路を取ります。化膿菌や淋菌は最初急性の炎症を起こし、次いで慢性の炎症に移行していきますが、結核菌の場合は最初から慢性の経過をとります。
骨盤内臓器のうちでもっとも炎症をおこしやすいのが卵管です。卵管が細菌感染などにより炎症をおこした場合を卵管炎といいます。通常、卵管炎のある側の卵巣にも炎症がおよび、同時に卵巣炎もおこします。そのために両方合わせて子宮付属器炎とよんでいます。

