不妊症の最新治療方法

原因が多数あるため、漢方治療や鍼灸治療などの治療法も様々です。

最新治療法

  近年、不妊症の治療は、西洋医学以外にも新しい治療法を求める動きが世界中に広がりを見せました。特に欧米、中国などの国では、鍼灸や中薬治療がよく行われるようになっています。
  不妊症に関する鍼灸や中薬もかなり新しい進展を見せまして、不妊症医学もより多くの選択肢が選ばれるようになりました。
  不妊症の原因が多様なため、治療方法も多様です。中医学的な弁証論治の基本は肝郁腎虚、沖任失調、摂精不能です。その治療法としては、疏肝理気、補腎填精、調理沖任、活血化逖€が行われます。
  1.中薬治療(漢方)
    不妊症に対する治療方針は、疏肝理気、補腎填精、調理沖任、活血化逖€。
      ①気滞型:疏肝理気-膈下逐逖€湯(當歸9、桃仁6、甘草3、紅花3、川闃踀6、牡丹皮6、赤芍6、烏藥9、五靈脂9、香附9、枳殼6、延胡索6g)
②      血逖€型:活血化逖€-少腹逐逖€湯「當歸9、蒲鮟茀6、赤芍6、五靈脂9、川闃踀6、肉桂6、沒藥6、延胡索9、乾薑3、小茴香6g」
③      痰湿型:開郁二陳湯「陳皮9、茯苓15、蒼朮9、香附9、川闃獅X,法半夏9、青皮9、莪朮9、檳榔9,甘草3、木香9,乾姜6g」
      ④補腎陽:八味地黄丸「地黄(じおう)、茯苓(ぶくりょう)、山茱萸(さんしゅゆ)、牡丹皮(ぼたんぴ)、山薬(さんやく)、沢瀉(たくしゃ)、桂枝(けいし)、附子(ぶし)9g」。
補腎陰:六味地黄丸「地黄(じおう)、山茱萸(さんしゅゆ)、山薬(さんやく)、沢瀉(たくしゃ)、茯苓(ぶくりょう)、牡丹皮(ぼたんぴ)9g」。
    排卵障害の場合、排卵湯を併用する。
      閉経排卵湯-柴胡(さいこ)、澤蘭、鶏血藤、益母草、赤芍薬(しゃくやく)、牛膝、女貞子、蒲黄、仙霊脾、肉縦蓉9g。
      崩漏排卵湯-竜骨(りゅうこつ)、牡蛎(ぼれい)、柴胡(さいこ)、芍薬(しゃくやく)、女貞子、亀板、生地、側柏9g。
  2.鍼灸治療
    1)男性不妊症:不妊症鍼灸治療の主穴は腎兪、関元、三陰交で、副穴は中極、三陰交、足三里、地機、然穀、陰陵泉、気海。毎回主穴2~3ヶ所、副穴1~3ヶ所を使い、腎兪、関元穴は針の後に、お灸する。刺激は軽く、電気針、置針、20分間。1クールは15回程度。インポテンスも不妊症の原因の一つであるので、同じ治療方法で、インポテンスにも同様の効果がえられる。造精機能障害を引き起こす原因には、染色体異常のような先天性のものから、精索静脈瘤や男性ホルモンの欠乏などの後天的なものまで様々ありますが、大半が特発性(=原因不明)のものです。現在、この特発性の造精機能障害を改善する治療法として、針灸が注目されます。
    2)女性不妊症:卵管因子の治療-取穴:関元、気海、水道、帰來、足三里、内関、太沖、三陰交、公孫、関元にお灸併用。
    卵巣因子の治療-石関、陰交、胞門、子戸、足三里、子宮、血海、三陰交。関元にお灸併用。電気針。
    子宮内膜因子の治療-大赫、中極、血海、地機、三陰交。関元にお灸併用。電気針。
3.漢方と鍼灸との併用治療:
漢方と鍼灸との併用で不妊症の治療が中国で、盛んに行われています。 鍼灸では、生殖内分泌機能に対する影響は大きく、黄体生成ホルモンに対する脳下垂体の反応を増強させ、排卵の促進に繋がります。脳下垂体の反応が増強した結果、子宮内膜の厚みも増加します。また、鍼灸の免疫増強の働きで、免疫抗体が卵管の炎症、癒着などを修復し、卵管の開通につながります。漢方と鍼灸の併用によって、よりよい効果が得られます。

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