女性不妊症の検査
排卵障害の原因となる病気には、チョコレート嚢腫や卵巣機能不全、卵巣機能低下などがあります。排卵障害は女性不妊症の原因の中で、最も多いものだといわれています。
不妊症の場合は、まずは自分自身で排卵が行なわれているかを確かめる必要があります。その方法として、基礎体温を測ることです。
1.基礎体温
排卵があるか、またいつ起きているかを知る目的で、安静時の体温(基礎体温)を毎日測定するように指示されることがあります。基礎体温の測定には、目覚めた直後が最も適しています。基礎体温が低くなるのが、排卵が近づいた徴候です。排卵が起こると、体温が0.5℃以上上昇します。ただし、こうした基礎体温の変動は排卵が起こる時期を正確に示すとは限らず、その精度はおおむね、予測排卵日から前後2日以内に排卵が起こるという程度です。基礎体温は、1ヶ月の中で高温期と低温期に分かれる二相性を示すので、基礎体温を測って排卵を調べることができます。基礎体温に変化があった場合は病院で検査を受けます。
2.超音波検査や排卵検査薬
排卵をより正確に知るには、超音波検査や排卵検査薬(排卵前24縲鰀36時間にみられる尿中の黄体形成ホルモンの増加を調べるもの)があります。この検査薬は家庭での使用が可能で、数日間連続して尿を検査します。血液や唾液(だえき)の中のプロゲステロン値や、尿中に排出されるプロゲステロンの副産物の値なども測定することがあります。これらの値が大きく上昇していれば排卵が起きたとみられます。
3.子宮内膜の生検
排卵が正常に起きていることを確認するため、子宮内膜の生検を行うこともあります。排卵が起きたと考えられる日の10縲鰀12日後に子宮内膜から少量の組織を採取し、顕微鏡で調べます。排卵後の正常な変化が認められれば、排卵が正常に起きたことがわかります。正常な変化が遅れている場合は、プロゲステロンがうまく分泌されていないか、正常に作用していない可能性があります。

